【9月の店主のよもやま話】久しぶりに松本清張













【9月の店主のよもやま話】
久しぶりに松本清張

中学生のころ、松本清張の小説をよく読んで
いた時期があります。

代表作に「点と線」や「砂
の器」など長編小説がありますが、そのはまっ
ていたころからすっかり読まなくなり、最近
「清張の迷宮 松本清張傑作短編セレクショ
ン」というアンソロジーが出版されて、面白そうと何十年ぶりかに読んでみました。













そういえば、短編はあまり読んでなかったこ
とに気づき、当時面白いのは映画になるよう
な長編小説のほうと思い込んでいたのかもしれません。

この短編集、どれも男女の話しで面
白いというよりスリラーのようで最後の一文でとんでもない結末になる話もあります。
そして、松本清張の小説は難しい語句が多い。
多すぎる。今は使わない単語で漢字ばかり。
もう現代の小説になれると、大衆文学と言えど難解です。



この本の前に読んでいたのが「成瀬は信じた
道をいく」。昭和とは隔世の感ありです。