Q.ふかふかハイパワー、スタンダードとどちらがいいか検討していたのですが、違いがあれば教えてください。
A.どちらも生地、縫製仕様も全く同じです。ですから軽さや耐久性はかわらないと思ってください。10年は安心して使えるはずです。
ただし、かさ高(ふくらみ)の持ちは比べるとですがハイパワーの方が優っています。これは羽毛の品質のラベルが「エクセルゴールド」と「ロイヤルゴールド」の違いになりますが、簡単に言えばダウンボールの大きさの差によるかさ高の違いです。
ハイパワーの方が「保温性」にきわだっていますので寒がりの方、寒い地方にお住まいの方におすすめしています。逆に暑がりの方には、暑すぎるきらいもあります。
Q.結婚に当たり、シングルベッド用の羽毛布団を二人分購入予定です。布団に関する知識が全く無く、店頭での価格の幅の大きさに困惑気味です。安いに越したことは無いのですが、、良いものを安くと購入したいと思っています。新婚用におすすめがあれば、アドバイスをお願いします。
A.シングルベッドでしたら、当店のお薦めはズバリ「ふかふか2枚あわせ」です。これは季節に応じて肌掛、合掛(あいがけ)、肌掛+合掛という具合にホックで留めたりはずしたりして3種類の形で使えます。布団をかける気にならない真夏以外はこれで十分です。あとはタオルケットがあればいいでしょう。
値段の高い羽毛布団はもちろんいいのですが、暑すぎて使う期間が意外に短いのです。そんな時は肌掛か合掛1枚あれば重宝です。掛布団と肌掛を買うより価格も経済的です。お住まいがよほど寒い地方でなければ「ふかふか2枚あわせ」で十分です。もし、寒い地方やうんと寒がりの方には「ハイパワー」仕様もあります。
また、ベットのサイズはシングルだそうですが、できれば布団はセミダブルがいいと思います。羽毛布団は結構かさ高があるので上にふくらみ、実寸より幅か狭く感じることが多いので、余裕が感じられるセミダブルサイズをおすすめします。
Q.羽毛布団のお手入れはどうすればいいのですか?ベランダがないので、日に干すことはなかなか難しいのですが。
A.羽毛布団はそれほどこまめに日に干さなくてもある程度は放湿します。それでもやはりたまには干したいですね。布団乾燥機があれば使用していただいて大丈夫です。また、ベッドでご使用でしたら空気をいれるように軽く広げなおしておくだけでも違います。
陽の当たるお部屋でしたら、やはり風を通すように広げておけば効果があります。お部屋の中で広げるときはカバーからはずしても大丈夫です。
羽毛布団は特にその他の手入れは気にされなくてもいいと思います。
※当店ではご購入の際に「羽毛布団の取り扱い方」の説明書を添付していますので、そちらもご参照ください。
Q.ずいぶん、安いのですが羽毛の品質はどのレベルでしょうか。
A.品質のレベルはズバリ「上」です。中わたのルーマニア産ホワイトグースダウン95%というのは、かさ高も十分な保温性の高いダウンです。「ふかふかライト」だと通常の羽毛布団の半分程度の充填量ですが、ふっくらとしてあたたかいです。冬の一番寒い時期は上にもう1枚毛布、肌掛を掛ければ大丈夫です。
Q.羽毛布団はポーランド、ハンガリー等がいいと聞いていますが、ルーマニアというのはどの辺のクラスにランクされるのですか?
A.ポーランド、ハンガリーといってもやはりその中でも羽毛のランクはけっこう幅があります。ルーマニア産のものは飼育環境、水鳥の種類からみてもハンガリー産のものに近く、当店であつかっているのはかさ高の目安として「エクセルゴールド」クラスで十分のボリューム、保温性が得られます。
Q.側生地についてですが、超長綿サテンとのことでしたがダニの侵入などは防げるのでしょうか?
A.かなり打ち込みの多い(目のつんだ)生地ですが、ダニがとおれないという特別のものではありません。綿布としては、通気性も考えると ギリギリではないかと思います。これ以上の打ち込みは蒸れる可能性も あります。
羽毛布団をご購入の際にダニを心配される方もいますが、羽毛だからといって他の布団よりダニが多いということはありません。 むしろ、原毛から精毛投入までの過程では洗浄や高温殺菌などで他のわたの布団に比べると衛生的です。普段の手入れではやはり陽に干すこと(短い時間で)、カバーをこまめに 替えること、キルティングの部分のホコリを掃除機などで除去すること、などが肝心です。
Q.におい対策はとられておりますか?
A.オリジナル羽毛布団の「ふかふか」はルーマニア産の良質のホワイトグースの羽毛を使っていますので、臭いはほとんどありません。
また、製造過程でオゾン加工も施していますので脱臭の効果もあります。
Q.近頃羽毛布団にはキルティングの形状にゆとりを持たせるために、帯状の布、ガローテープなるものを使用して布団を立体的にしているようですが、御社の製品はいかがですか?
A.当店でも名前は同じかどうかわかりませんが、帯状の布のテープを使って さん立ての立体加工に仕上げています。特に当店で加工委託しているメーカーでは中心に行くほど嵩高(かさたか)になるようにテープの幅にひと工夫してあるので、使っているうちに羽毛が外側によりやすい中央部がとくにふっくら仕上がっています(プリマーキルトと呼んでいます)。
Q.写真ではよく分からなかったのですが、キルティングはどのような構造なのです?
A.そうですね、写真ではわかりにくいですね。申しわけありません。
クィーンサイズのキルティングは「ハイパワー」「スタンダード」とも
4列x4列のマスの立体キルトです。 マスが大きめですので羽毛のかさが出やすくふっくらしています。立体キルトはテープが間仕切りになっていますが、中央にいくほど、かさがでるようにテープの高さも工夫されています。ですから、体がおおわれる部分がよりふっくらします。マスから他のマスへの羽毛の移動はほとんどありませんが、長く使っているうちに同じマスの中でかたよりがでることがあります。ベッドでお使いの場合は時々、布団の上から軽くたたいて羽毛のかたよりを防ぐことも大事です。
Q.それぞれのフィルパワーはわかりますか?
A.オリジナル羽毛はルーマニア産の「ふかふか」とポーランド産ホワイトグース手摘みダウンの「ふかふかハイパワー」がありますが、フィリングパワーはそれぞれ前者が160mm、後者が170mm以上となっています(日本羽毛協会の規格にのっとる計測による)。
Q.2枚合わせ用には専用のカバーが必要ですか?
A.2枚合わせも市販のカバーで十分対応できます。シングルでしたら、150X210cmのカバーをご利用ください。
Q.2枚合わせに使用しているのは、ふかふかケットとふかふかライトですか?
A.そうです。「ふかふか2枚合わせ」は肌掛の「ふかふかケット」と合掛の「ふかふかライト」で、寒い時はホックでとめて1枚にして使えるようになっています。2枚の合計より金額の高いのはホックの加工代が加算されているからです。
羽毛布団は非常に保温性が高いですが、掛布団だけですとその性質から使う期間が短く、暑がりの人ですと3月をすぎると足を出して寝るようになる場合もあります。その点、合掛(あいがけ)は充填量は掛布団の半分程度ですが、夏以外の3シーズン使えます。保温性も高いので冬の寒い時期も上に毛布や薄掛を掛ければ十分です。もちろん羽毛の肌掛を下に重ねれば適度な重さもあり、暖かいです。
Q.羽毛布団にカバーはつけない方がいいという人もいますが、どうお考えですか?
A.確かにカバーをつけずにそのままでお使いになれば、気持ちいいでしょうね。でも、毎日使うものですからやはり汗で汚れてしまいます。当店では羽毛布団のリフォームも承っていますが、 やはり汗じみで黒く汚れたものも多いです。また、羽毛布団の生地は丈夫ですが、針などで小さな穴があくと羽毛が吹き出してきますので、側生地の保護のためにもカバーは掛けたほうがいいと思います。
また、今は羽毛布団の生地も柔らかいしなやかなものが多くなってきていますのでカバーもコットン素材のやわらかなものを選んだ方がより羽毛布団の良さを味わえます。
Q.どのように布団カバーをセットするようになっているのですか?また、それは何箇所あるのですか?
A.たいてい布団カバーの内側にヒモがついています。箇所は8箇所が普通で、四隅と辺の中央の4箇所の計8箇所です。オリジナル羽毛布団「ふかふか」もその8箇所にチイ(ヒモとめ)をつけてヒモを結べるようにしてあります。ご希望があればチイの数は増やせます。
Q.羽毛布団は、電気毛布と併用できますか?
A.併用していただいて構いません。とはいえ、暖かくなりすぎる可能性がありますので、就寝時に電気毛布で羽毛布団をあたため、 しばらくしたら電気毛布の電源は切った方がいいかもしれません。
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